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外国人材が日本人の穴埋めではない事実

ある介護施設でのこと。外国人のAさんが面接のため介護施設を訪れた。面接が無事に終わって歓談をしている時に、入所者のご婦人がAさんの横を通った。Aさんは突然、ボロボロと大粒の涙を流し始めた。理由を尋ねると、母国で昔、一緒に暮らしていて、数年前に他界した自分の祖母のことを思い出したという。自分が最期を一緒にお世話して看取ってあげられなかった悔しさがこみあげてきた。目の前にいるお年寄りたちを、自分の祖母、祖父としてお世話したいとこころから思ったという。入所しているひとびとは、こういう純粋な気持ちをもった職員にお世話してもらったらどんなに幸せな気持ちになるだろうと思った瞬間である。