はじめての外国人労働者
はじめて外国人労働者を雇う時は経営者として勇気と決断力が必要となる。それは外国人を採用するというあらたなイベントという意味だけではなく、外国人が会社の中に入ってくるということ。つまり、外国人と日常をともにすることになるという新たな「生活」が始まるからだ。外国人と接することにまず慣れる必要がある。これは社員として雇い入れる前段階としてやっておく必要がある。外国人の考え方や行動を理解し、受け入れるための準備だ。日本人同士であれば当たり前に理解しあえることであっても、言葉にしないと相手に伝わらない。あたりまえだが、このあたりの違いを頭と体に覚えさせておく必要がある。できるだけ外国人と接する時間をたくさん持つことだ。
事前準備ができたら、いよいよ採用の検討である。最近は、外国人材を紹介するブローカーが一気に増えた。人材を右から左へと紹介して去っていく。面接だけは何とか乗り越えても、いざ仕事をはじめるとこんなはずじゃなかったとなる。失敗するパターンである。紹介ブローカーのようなワンタイムの業者とは慎重に付き合う必要がある。やはり、採用後も継続的にフォロー&ケアしてくれる紹介業者を選択するのが賢明である。